検索順位を上げる、そのためにトップぺージで何を伝えるべきか、伝えたい情報が多すぎて収まらない、コンテンツは何を削り何を優先すべきか。。。
ホームぺージのSEO対策に迷っているという方へ記事を書きました。
トップページに情報を詰め込み過ぎると伝えたいポイントがぼやけてしまったり、ユーザービリティも下がってしまうためコンテンツを整理する必要があります。
コンテンツを整理し検索順位を上げるためにはトップページは2つあると考えてください。
一つはサイト構造上トップに位置するトップページ、もうひとつは下層ぺージ。
下層ぺージもトップぺージとなるということです。
その考え方をWEB業界でのサイト制作やSEOの経験と共に解説します。
検索順位を上げるには、ホームぺージ全体のコンテンツ設計から
サイト構造上一番上に位置するトップページは会社の顔とも言える重要なぺージです。
取り扱っている商品や特徴など自社についてユーザーに瞬時に理解してもらう、その役割があり、更に商品ぺージや事例紹介ぺージ、会社情報ぺージなど下層ぺージへ遷移を促す役割もあります。
ユーザーは自分にとって価値のあるぺージかを“3秒”で判断する傾向にあり、離脱率を下げるためには簡潔に情報を伝える必要があります。
検索順位を上げることを優先し、トップぺージに情報を詰め込んだところでユーザビリティが下がる可能性があり、せっかくコンテンツを作成しても読んでもらえず離脱されかねません。
検索順位を上げることも大切ですが、ユーザーを第一に考え階層毎のぺージの役割を理解した上でコンテンツを作成し情報を伝えるべきです。
トップぺージで、あれもこれも伝えたいというご要望を頂いた経験がありますが、一般的にトップぺージから流入するユーザーは既にその会社を知っていて社名で検索しているケースが多く、トップぺージはポイントだけを伝えた構成にします。
詳細情報については下層ぺージで伝える、その整理ためにホームぺージ全体のコンテンツ設計を行いサイトマップで可視化します。
設計を行った上での情報発信が重要で、結果ターゲットに合わせたコンテンツと共に検索順位を上げることにつながります。
トップページは2つあると考える
検索結果で表示されるのはトップぺージでけではありません。
自社サイトの全てのぺージが検索結果の対象となります。
サイト構造上のトップぺージに加え、ユーザーにとっては検索でヒットしたぺージがトップぺージとなります。
検索でヒットしたぺージが自分にとって価値があると感じてもらえれば読み進めてもらえ、更に他のぺージへの遷移の可能性も広がります。
検索順位を上げるためには対象ユーザーを想定した下層ぺージコンテンツの充実が重要です。
例えば、自社取り扱い商品に関連するキーワードでユーザーが検索し下層の詳細情報ぺージや商品ぺージが検索でヒットする可能性があります。
検索キーワード選定とコンテンツ作成など下層ぺージを意図的にコントロールするLPO(ランディングページ最適化)対策を行うことで検索順位を上げることにつながります。
下層ぺージはカテゴリー毎に分け、その詳細情報を伝える構成にする必要があります。
住宅関連サイトのカテゴリー例として3つに分けてみました。
- リフォーム
- 新築
- 住宅設備
更に①の「リフォーム」を分類
- 水まわり リフォーム
- 外壁屋根 リフォーム
- 玄関 リフォーム
「水まわりリフォーム」の中で詳細ぺージを設けます。
- トイレ
- 風呂 / 浴室
- キッチン
このようにサイト構造をGoogleのクローラーが読み取り理解しやすく構築することも検索順位を上げる上では重要です。
サイト全体は「住宅」に関する情報だとGoogleが認識し、更に下層ページでは細分化された専門的た情報が枝葉に分かれた構造になっており、その領域に特化したユーザーにとって有益な情報だと理解されるためSEO上Googleから評価され結果検索順位を上げることに繋がります。
詳細ぺージの作成にあたっては対象とするユーザーを想定したキーワードとコンテンツを考えランディングページを構築し問い合わせの獲得を狙います。
下層ぺージとキーワード
自分の悩みを解決する情報を見つけるためにネット検索するユーザーが多い事を念頭にキーワードを選択しコンテンツを考えることが検索順位を上げる上では重要です。
単なるリフォームサービス紹介ではなく、ペルソナ設定を行い日々の生活に役立つコンテンツ作成を行うことで検索順位を上げることにつながり、WEBからの問い合わせにつながります。
<ペルソナ例>
- 横浜市在住の40代主婦
- 築20年以上のマンション住まい
- 家族構成はメーカー勤めの夫と高校生の息子と3人住まい
- 世帯年収850万円
- 息子の大学進学へ向けパート勤めしている
- 風呂場のカビに悩まされリフォームが必要と感じ始めている
ペルソナをいくつか設定しキーワード選定からコンテンツ作成を行います。
・キーワード例) 「横浜 マンションリフォーム 風呂場」
また、ユーザーが今消費行動のどの段階なのかも踏まえたコンテンツの検討も必要です。
- リフォームの必要性に気付いていない
- リフォームに関心を持ち始めた
- 費用など比較検討段階
- 今すぐリフォームが必要
より検索順位を上げるための施策として、これらに対応したキーワード選定とコンテンツ作成を行う事も重要です。
上記のペルソナでリフォームの必要性に気付いていないという場合リフォームというキーワードとは別の物を検討します。
・キーワード例) 「横浜 マンション風呂場 カビ」
マンションの風呂場のカビ対策の手段としてリフォームがあることへの「気付き」を与えるコンテンツを考えます。
リフォームを考えているユーザーの場合はキーワード変えてみます。
・キーワード例) 「横浜 マンションリフォーム 風呂場 費用」
すでにカビ対策の手段としてリフォームを認識しており、費用がどのくらい必要なのか情報収集段階のユーザーに適したコンテンツを考えます。
キーワードの組み合わせである、複合キーワードとなるため検索ボリュームは下がりますが、絞り込んだ特定のターゲットに対し検索順位を上げることができるため成果に繋がりやすくなります。
キーワードを踏まえたコンテンツ展開を実施後、実際の流入キーワードを調べどのキーワードで検索順位を上げることにつながったのかを確認し改善を繰り返します。
もし社内にコンテンツ作成の対応ができるメンバーが不在の場合は外部に依頼するなど検討することをおすすめします。
- ココナラ
まとめ
検索順位を上げると考えるとトップぺージとイメージされるかも知れませんが、実際は下層ぺージが検索でヒットすることを理解し対策を進めるべきです。
むしろユーザーが欲しがっている情報を下層ページでコンテンツ化し自社の商材と関連させ紹介することで狙ったユーザーが検索でヒットし集客へつながる可能性が高まり、ビジネス上得策です。
トップぺージは社名やビッグキーワードなどの対策を行い、下層ページは狙ったターゲットに合わせたキーワードで検索順位を上げると考えてください。
その上でまず、サイトマップを作成しホームぺージ全体の構成を整理し、カテゴリー毎にどのような切り口でコンテンツ展開するのかを検討します。
Googleのクローラーもカテゴリーを踏まえ全体の構成を理解し、どのような専門的な領域を扱っているぺージなのかを理解し検索順位を上げるかを判断します。
サイト構造を整理し直しカテゴリー内で専門性のあるコンテンツを構築し、ユーザーとGoogle両方へフレンドリーなサイトを構築することで検索順位を上げることにつながります。
ペルソナ設定を行い、自社の対象とするユーザーに対し検索順位を上げるための対策を行ってください。
この記事が参考になれば幸いです。