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【無料SEOツール厳選紹介】検索上位表示へ知っておきたいポイント

無料SEOツール

SEO対策へツールを活用したいけれど種類も多く悩んでいるという方へ、検索エンジン対策や成果の測定・分析へ活用できる代表的な無料SEOツールをご紹介します。

検索順位を決めるGoogleの評価基準などを理解した上で無料SEOツールを活用すると検索上位表示につながりやすくなります。

WEB業界でのサイト制作・SEOの実務経験、自社のWEB担当経験を踏まえ、活用する上で事前に知っておきたいポイントと共に無料SEOツールをご紹介します。

SEOツールとは

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)は特定のキーワードで自社サイトを検索上位表示させ狙ったターゲットを集客することを意味します。
Google検索検索セントラル

SEOツールとは検索上位表示への施策や成果の測定・分析などを行う際に活用し、必要なデータを収集するためのツールです。

WEB上のユーザーの行動はデータとして確認することができ、手動では確認できないこともSEOツールを活用することで自動で確認をすることが可能で、様々なデータからSEO対策を行うことができます。

複数の無料SEOツールも提供されており検索上位表示や成果の測定・分析など、各課程で必要とするデータは異なるため使い分ける必要があります。

また、成果を上げるためには無料SEOツールを使い分けるだけでなくGoogleがどのような評価基準をベースに検索結果表示順位を決めているのかを理解しておくことも重要です。

検索上位表示へ無料SEOツール活用前に知っておきたいポイント

Googleのサイト評価基準 E-A-T

国内の検索エンジンシェアはGoogleとYahoo!で大半を占めていますが、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しているためGoogleの評価基準を意識しSEO対策を行うことが求められます。

Googleが公開する検索品質評価ガイドラインにて定義されているWebサイト評価基準にE-A-Tがあります。

E-A-Tとは、3つの言葉の頭文字から造られたものです。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

何かしらの領域に特化したコンテンツを提供することでExpertise(専門性)が高まり、質の高い専門性をGoogleは評価します。参考:Google が掲げる 10 の事実

例えば、スポーツ用品全般を扱うコンテンツではなくテニス用品コンテンツとして絞り込み、更に質の高い情報を提供できれば専門性と共にユーザーの検索ニーズにマッチするとしてGoogleからの評価は高まります。

Authoritativeness(権威性)について、Googleはそのコンテンツを第三者が価値があると評価をしているかにより判断するGoogle が掲げる 10 の事実としています。

重要なサイトコンテンツの判断基準はユーザーが張ったリンクを基準に各ウェブページの重要性を評価とGoogle が掲げる 10 の事実の中に記載されています。

Trustworthiness(信頼性)については、コンテンツの内容や運営者が信頼できるかということを前提に評価しています。

匿名の発信者の情報より公的機関や研究者が発信する情報の方が信頼に値するとして評価されます。

例えば、個人の医療に対する見解より医者が発信する情報の方が信頼できると考えるのは当然だといえます。

仮にGoogleの検索結果から得た間違った情報により利用者が損害を被ったなどが起きると信頼されるサービスとしてGoogleの検索エンジンが利用されなくなるため、発信者の信頼性を評価基準にしていると考えるのが自然です。

E-A-T

SEOを踏まえたディレクトリ構造で専門性を高める

ディレクトリ構造を踏まえ構築することで、E-A-TのExpertise(専門性)を高めることができます。

スポーツ用品全般ではなくテニス用品に絞るとお伝えしましたが、テニス用品を紹介するサイトの中で、「テニスラケット」のディレクトリを作成しその中でラケットに張るガットやラケットのグリップに関するコンテンツなどを枝分かれで構成すると更に専門性が高まります。

「テニスウエア」のディレクトリの中に枝分かれでメンズやレディース、更にそれぞれの直下にTシャツやロングパンツなど、関連するコンテンツをツリー状に構築することが専門性を高める基本となります。

関連ページ:SEO対策にはディレクトリ構造が重要!【検索順位を更に上げる】

無料SEOツールをコンテンツ構築と運営に活用

Googleの評価基準を念頭に置きながら無料SEOツールを活用しコンテンツを構築することでSEOの成果につながり易くなりますが、コンテンツ構築後の運営が重要で無料SEOツールを活用しながら検索順位などを確認しながら改善を行います。

  • 構築したコンテンツの検索順位は何位なのか
  • 検索順位がどう変動しているのか
  • どのようなキーワードで流入があるのか
  • コンテンツ構築の際に狙ったキーワードは適切だったか
  • キーワードに対しどのような共起語と共に構築すべきなのか
  • コンテンツ内キーワード出現率は適切か
  • 被リンク状況の把握と適切な対応

検索順位は一時的に確認するだけでなく継続しての確認が必要で、無料SEOツールを使い分けてコンテンツの見直し・改善などPDCAを回してゆきます。

個々のページを管理し更にサイト全体のインプレッション・CTR・CVRを把握し、成果が上がるサイトとなるように管理をすることが重要です。

  • インプレッション
  • CTR(クリックスルーレート)
  • CVR(コンバージョンレート)

次に、無料SEOツールをご紹介します。

検索順位チェック ツール

Google Search Console(サーチコンソール)

Google Search ConsoleはGoogleから提供されている無料SEOツールで、キーワードごとの検索順位・検索回数を含めクリック数、CTRなどを確認することができます。

対策したキーワードで狙った結果となっているかなどの確認もできる、無料SEOツールです。

意外なキーワードで上位表示されているなど、新たに発見したキーワードでのコンテンツ強化にも活用できます。
Google:SearchConsoleの概要

検索順位チェックツールGRC

GRCは無料でも活用することができ、日々のYahoo!・Google・Bing!での検索順位の把握とその推移をグラフで確認できるところが特徴。

無料版と有料版があり、無料でURLの登録を3つまで、キーワードの登録は20個まで登録ができます。

曜日・時刻・日にちなどを指定して検索順位のチェックを自動で行うなど便利な機能もあります。

PCサイト順位確認用・モバイルサイト順位確認用それぞれ別のGRCアプリに登録することでパソコン上で狙ったキーワードの順位を確認することができます。

GRC

SEOチェキ!

SEOチェキ!は、自社・競合他社のキーワードごとのGoogle・Yahoo!の検索順位をはじめページごとのキーワード出現頻度、サイトから発しているリンクの数など様々な調査を行うことができます。

SEO対策をしたページや競合の検索順位をキーワードごとに把握することで、今後のSEO施策の判断に役立てることができます。

流入キーワード調査ツール

関連ページ:無料ツール活用で流入キーワードを調べる【集客数アップへの管理方法】

Google Search Console(サーチコンソール)

現在どのようなキーワードで流入があるのか、流入数を含め自社サイトの現状を調べることができるGoogle提供の無料SEOツール。

SearchConsole左側のサイドバー「検索パフォーマンス」から自社サイトへの検索クエリが確認でき、その右側の表示からクリック数も確認できます。

SimilarWeb(シミラーウェブ)

自社・競合他社含め流入キーワードを確認できるSEOツールです。

SimilarWebは無料でも利用でき上位流入キーワードをはじめ、類似や競合サイトやどのようなマーケティングチャネルからの流入があったのかなど確認ができます。

キーワード選定ツール

Googleキーワードプランナー

Google提供の無料SEOツールキーワードプランナーは、入力したキーワードのGoogleの検索ボリュームの確認ができます。

URLを指定し確認することも可能で「ウェブサイトから開始」を選択し、URLを入力→「結果を表示」をクリックするとサイトに適したサジェストキーワードの表示がされます。

以前は検索ボリュームの詳細な数字を確認できましたが、Google広告への出稿が条件となり大まかな検索ボリュームの表示となっています。

しかし、キーワード選定を行う上で指定したキーワードの需要があるのかを把握ができるため是非活用したい無料SEOツールです。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは無料でも使えるキーワード分析ツールになりますが、キーワード選定を行う上でも活用できます。

気になるキーワードを入力するとサジェストキーワードの一覧が表示されます。

サジェストされたキーワードから選ぶのも一つですが、Googleのキーワードプランナーで検索ボリュームを確認することでSEO対策として施策を実施する価値のあるキーワードかの判断を行うのもひとつです。

Ubersuggest

指定したキーワードを入力すると、キーワード候補をはじめ検索ボリューム・SEO難易度、上位表示されている競合のサイト・流入見込み数・被リンク数などが表示されキーワード選定の際に活用できます。

選択し対策をしようとしているキーワードで競合に勝つ戦略検討の際に非常に役立つ無料から使えるSEOツールです。

Ubersuggest

共起語ツール

ラッコキーワード

ラッコキーワードは共起語選定でも活用します。

キーワード入力後左側のサイドバーから、「共起語」を選択すると、上位20サイトで使用されている共起語一覧が表示されます。

指定したキーワードと共に共起語を絡めてテキストを作成することでキーワードと関連性が高まりGoogleからの評価が高まる可能性があります。

User Local

無料でも利用できるテキストマイニングツールとなります。

Googleキーワードプランナーなどで抽出したキーワード一覧をコピーして「フォーム入力」画面にペースト → 「テキストマイニングする」をクリックすると、下段に共起語として関連性を含めて表示がされます。

サイトのディレクトリ構造を考えキーワードを含めた検討を行う際などに活用することもできる。

User Local

共起語検索

無料で提供されている共起語検索ツールです。
キーワードを入力すると、Googleの検索ワードTOP30サイトを母集団に共起語を抽出してくれます。

キーワード出現率診断ツール

ファンキーレイティング [FunkeyRating]

指定したWebページや文章におけるキーワードの出現率をチェックできる無料のSEOツール。

URLを入力し、チェックボタンをクリックするとそのページの各単語の出現率が表示されます。

ターゲットのキーワードを入力すると対象のキーワードをいくつ追加もしくは減らせば目標の出現率になるかも確認が可能です。

ファンキーレイティング [FunkeyRating]

SEOチェキ!

URLを入力するだけでワードごとの出現回数・全体に対する出現比率、総単語数が確認できる無料SEOツール。

ohotuku.jp

指定したキーワードのコンテンツ内出現率を診断するチェックツール。

キーワードの適切な出現率がSEO対策には必要なため、ライティングを行う際に活用したい無料のSEOツール。

被リンクチェックツール

Google Search Console(サーチコンソール)

Google Search Consoleは被リンクチェックにも対応しています。

左サイドバーの「リンク」を選択すると、外部リンク・内部リンクそれぞれの確認や上位のリンク元サイトを確認することができます。

Googleは被リンク数を評価基準としているため、自社サイトがどのくらい外部から被リンクされているのか把握しておくことも必要です。

まとめ

検索エンジン対策や成果の測定・分析などSEO対策に活用できる、主な無料SEOツールのご紹介をしました。

どのように無料SEOツールを活用すればGoogleのサイト評価基準 E-A-Tを踏まえたWEBサイトになるのかを考えることが重要です。

特に専門性を深めるために無料SEOツールは役立ちます。

是非活用してみてください。

この記事が参考になれば幸いです。