SEO対策を実施しているが今一つ検索順位が上がらない、思った程成果につながっていない、そんな場合ディレクトリ構造が適切に構築されているか確認をしてください。
ディレクトリとはデータを管理する際の概念ですが、ファイルを格納するフォルダを指すと考えてください。
あるフォルダの中に更に詳細をまとめたファイルを格納したフォルダがあるようなツリー状のディレクトリ構造になっているでしょうか。
階層を踏まえ適切なディレクトリ構造に構築することで検索順位の上位化などSEO効果が改善される可能性があります。
ディレクトリ構造の確認方法としてぺージ数が多いサイトの場合はサイトマップ作成ツールを活用、50ぺージ程度のサイトであれば目視で現サイトのサイトマップを作成しディレクトリ構造がツリー状になっているか確認してみてください。
ディレクトリ構造の重要性についてＷＥＢ業界でのサイト制作やSEO施策経験を踏まえご説明します。
Googleのクローラー対策にはディレクトリ構造が重要
なぜ、ディレクトリ構造がSEOに重要なのか。
階層ごとに適切なディレクトリ構造にすることでGoogleのクローラーがサイト全体の構造を理解しやすくなります。
結果何について書かれているサイトかを認識してもらえます。
クローラーに巡回されると、自社サイトの各ぺージがGoogleにインデックス（Googleのデータベースへ登録）され、検索結果に表示される準備が整います。
ディレクトリ構造が最適化されていない場合は、重要なぺージをクローラーが見つけられずインデックスされない可能性もあります。
トップぺージが第一階層、カテゴリトップが第二階層、カテゴリ詳細が第三階層と以下のようなツリー状のディレクトリ構造になっているでしょうか。
Googleの検索結果順位判断にはサイトテーマの認識が欠かせない
ディレクトリごとにどのような分野について書かれ、配下のぺージがどのような専門性があり、サイト全体としてどの領域を網羅しているホームぺージなのか、Googleがサイトテーマを理解します。
Googleは専門性の高いコンテンツを評価し検索結果の順位を決定するためSEO効果を高めるためには適切なディレクトリ構造を適切に伝える必要があります。
逆にディレクトリ構造が適切でないと、Googleに他の競合サイトより専門性が低いと判断され検索順位を下げられてしまうことも考えられます。
ユーザビリティを踏まえた構造
サイトの専門性を踏まえGoogleに認識してもらうことも重要ですが、ユーザー視点から使いやすい構造であるることも重要です。
専門性が高いサイトであっても欲しい情報へ何クリックもしなければならないような構造ではユーザーにとっては探している情報を見つけ辛く離脱されかねません。
あまり深い階層構造にはせず、3クリックまでにコンテンツに到達できるようなリンク構造にするなど工夫してください。
深い改造にあるコンテンツはGoogleも重要ではないと判断します。
ユーザビリティ・Google対策としてもあまり深い階層構造にならないようにします。
不適切なディレクトリ構造のデメリット
少ないクリック数で求めるコンテンツにたどりつけることは重要ですが、たまに見かける不適切な事例を紹介します。
Googleに適切にサイト構造を認識してもらえない
ブログのディレクトリを作成し扉ぺージを展開しているものの、ブログ投稿がサイト構造上単独ぺージとして構築されているケースを見かけます。
ブログのディレクトリを作成しその配下にコンテンツを収める必要があります。
誤）〇〇company.co.jp/△△△
正）〇〇company.co.jp/blog/△△△
誤った構造で構築するとGoogleに適切にサイト構造を認識されない可能性があります。
ブログ投稿内容のテーマに統一性がない場合サイトテーマがぼやけてしまいますが、ディレクトリの配下に収められればブログの投稿だと認識されます。
サイトの更新やアクセス解析など管理も大変
ディレクトリ構造が適切でないとサイトの管理も難しくなります。
サイト運営を行う中でアクセス解析を通じサイト改善へ繋げるなど行いますが投稿したコンテンツがブログディレクトリの配下にない場合、ブログ投稿だけのアクセス解析を行おうとした際に、解析ができない、できても手間がかかりすぎる状態となります。
Googleアナリティクスを利用の場合、ディレクトリごとにデータのピックアップが可能ですがこの機能が使えなくなります。
アクセス解析データを踏まえたSEO対策を講じるなどができないといったことになります。
また、サイト運営には情報の更新がつきものですがディレクトリ構造が適切でない場合、更新すべきぺージをサイト管理者が見つけ出すにも非常に苦労することになります。
整理されたディレクトリ構造であれば更新するぺージも見つけやすいですが、そうでない場合はコンテンツを探すだけでも手間がかかることになります。
規模の小さなサイトであればまだしも、ぺージ数の多いサイトになると管理が各段に手間取ることになり兼ねません。
このようにディレクトリ構造が最適化されていない場合、デメリットが生じることになります。
まとめ
ディレクトリ構造が適切でないために、Googleから検索順位を下げられてしまう結果となることも考えられます。
深い階層構造にするとユーザーにとっても使いづらく、3クリック以内に必要コンテンツへたどり着ける様工夫が必要です。
サイト管理の観点でも、デメリットとなります。
コンテンツの更新に非常に手間がかかることになり、更に特定のディレクトリにあるコンテンツだけを抜き出してのアクセス解析もできなくなります。
ディレクトリ構造はSEOを考える上で最適化は欠かせません。
SEO対策を実施したにも関わらず今ひとつ検索結果順位が芳しくない場合は、ディレクトリ構造が原因かもしれません。
是非確認をしてください。
この記事がお役になれば幸いです。
