自社の社名で検索しても検索順位が低い、検索上位表示されずビジネスで困っている、何とかしたいのだけれどどうしたらいいのか。。
社名で自社ホームぺージの検索順位が低いとビジネスチャンスを逃しかねないですよね。
原因を確認し対策を講じれば自社の社名で検索上位表示はできます。
WEB業界でのサイト制作やSEOの経験を踏まえ解説します。
自社名で検索上位ヒットしない!まずは原因の確認
自社の社名で検索しても自社サイトの検索順位が低い、顧客や取引先にすぐにホームぺージを見つけてもらえずこれでは頭を抱えることになってしまいますよね。
社名での検索順位改善の為には、まず原因の確認をすることです。
想定される原因をいくつか挙げてみます。
- Googleからペナルティを受けている
- SEOの基本を踏まえ構築されていない
- 同名の会社の存在
Googleからのペナルティの確認と対処
社名検索で以前は上位表示されていたという場合は検索順位を決定するGoogleからペナルティを受けている可能性があり、まずは確認が必要です。
自社サイトを運営する中で何かしらGoogleのガイドラインに違反することを行ってしまった結果ペナルティを受け検索順位が大幅に下げられた可能性があります。
国内の検索市場の9割以上はGoogleとYahoo!の2社が占めていますが、Yahoo!の検索技術はGoogleの技術を採用しているためGoogleのガイドラインに沿ったサイトになっているかが重要です。
ペナルティを受ける可能性のある代表的なものを紹介します。
- サイトへの不自然なリンクを増やしている
- コンテンツの品質
- 手動による対策
低品質なコンテンツを掲載するサイトや関連性の低いサイトからのリンク
コピーコンテンツのほか、オリジナリティがなく内容の薄いコンテンツを掲載している
Googleでは、担当者がサイト上のページを目視で審査し、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っていないと判断した場合、そのサイトに対して手動による対策を実施します。
<➊サイトへの不自然なリンクを増やしている>
SEOを悪質な業者に依頼をしてしまったり、制作会社や自社で良かれと思い実施したものの不自然なリンクを増やしてしまった結果、Googleからペナルティとして社名でも検索順位を下げられたり、最悪の場合検索の圏外とされることがあります。
確認の方法としては、Google SearchConsole のリンクレポートを活用しどのようなサイトからリンクされているのか一覧をダウンロードし不自然なリンクの確認をします。
リンクレポート:参照 SearchConsoleヘルプ
内部リンク・外部リンクそれぞれの一覧から不自然なリンクを発見しリンクを否認します。
<➋コンテンツの品質>
コピーコンテンツを掲載しているとペナルティとなる可能性が高いほか、内容の薄いコンテンツやオリジナリティのないコンテンツを掲載していると順位を下げられます。
過度な内部リンクもペナルティとなる可能性がありますが、低品質なサイトや関連性の薄いサイトなど外部リンクによるペナルティの場合はそのリンクを否認します。
サイトへのリンクを否認する:参照 SearchConsoleヘルプ
注意点としては、SEOに貢献するサイトのリンクまで否認しないようにします。
社名での検索順位上位化に貢献している可能性もあります。
もし自社では見極めが難しい場合は適切なSEOに対応している専門の会社に依頼するのもひとつです。
<➌手動による対策>
手動による対策の確認方法としては、Google SearchConsole画面の「セキュリティと手動による対策」から「手動による対策」をクリックし確認します。
ペナルティがなければ「問題は検出されませんでした」と表示されます。
手動による対策レポート:参照 SearchConsoleヘルプ
Googleにインデックスしてもらう
ペナルティを受けるとGoogleから自社サイトがインデックスされず検索にヒットしないということになります。
インデックスとは、Googleのクローラー(ロボット)が世界中のサイトを巡回し情報を集めますが、その集めた情報をGoogleのデータベースに登録されることです。
Googleの検索にヒットさせるためには、インデックスされてはじめて可能となります。
ペナルティでインデックスを外された場合は、Googleに対する対処が必要です。
手動による対策の場合は、どのような違反があったかメッセージが届くので改善の対応を行い再審査リクエストを行います。
また新規でホームぺージを制作した場合は、Google SearchConsoleからURLの登録をしてインデックスさせてください。
社名での検索順位が低いその他の原因して、SEOの基本を踏まえた構築がされておらず上位表示されていないことも考えられます。
SEOの基本を踏まえ構築されていない
自社サイトの技術的要因によりSEOでの効果が得られておらず、社名での検索順位が低い可能性があります。
上位表示に効果のあるSEOの内部対策として3つの重要なエリア(3大エリア)のタグ内容の最適化があります。
具体的なエリアとしては、以下となります。
- タイトルタグ
- meta description
- H1タグ
検索した際に、検索結果にタイトルとして表示される部分
検索結果のタイトル下に表示される説明文
ぺージ内の大見出しに当たる部分。但し構築によっては大見出しとして指定されていない場合もあり
これらの中に社名を含め構築されていないと、社名で検索しても上位ヒットしません。
3大エリア内に上位表示させたいキーワード、つまり「社名」を入れることでSEOの効果が上がり社名での検索順位上位化が期待されます。
引っ越し会社の例として社名を入れてみます。
タイトルタグ 例)
ご家族や単身の引っ越しなら横浜の引っ越し会社|株式会社〇〇〇〇
meta description 例)
株式会社〇〇〇〇は横浜市でご家族や単身の引っ越しなどお客様の多様なご要望にお応えします。お見積りもご希望の日時にお伺いします。
H1タグ 例)
横浜の引っ越し会社ならご家族や単身世帯の引っ越しに対応の株式会社〇〇〇〇
このように3大エリアタグ内に社名を必ず入れます。
トップぺージだけでなく、下層ぺージの3大エリアにも記述することで社名での検索順位上位表示に成果が期待できます。
注意点として3大エリアに社名を入れますが、社名以外の部分は必ず各ページ違う文言を入れてください。
Googleは各ページに専門性を求めるため、異なる情報を発信する個々のぺージの3大エリアの文言を変える必要があります。
これはSEOを行う上での基本で、社名に限らず他のキーワードで上位表示を狙う場合も同様となります。
また3大エリアの記述は検索したユーザーの目に触れる部分でもあり、社名での検索順位上位化以外にもユーザビリティを高めるためにも何について書かれているぺージなのかを意識した文言を入れるようにします。
3大エリアのタグ内容確認方法
3大エリアのタグに現在どのような文言がは入っているのか分からない、という場合のタグ内容確認方法は、ぺージの上で「右クリック」し「ぺージのソースを表示」をクリック、ソースが表示されます。
ソースが表示されたら、その画面の上で以下のキーを押します。
Windowsであれば、「Ctrl」+「F」キーを押すと検索窓が表示されます。
MACの場合は「Command」+「F」。
検索窓が表示されます。
検索窓の中に「title」や「description」、「h1」と入力すると「タイトルタグ」、「description」「h1」タグがハイライトされますので、その間に記述されたものが現在の自社サイトのタグ内容となります。
Excelやスプレッドシートに、自社サイト内の全ぺージの3大エリアの内容を書き出し確認します。
社名が入っているでしょうか。
入っていない場合は、社名で検索しても検索順位が上位でヒットする可能性は低くなります。
検索順位を上げるために対処を行う必要があります。
タグに社名が入っていない場合の対処
自社サイトがWordpressで構築されている場合は、比較的簡単に変更が可能です。
投稿ぺージ・固定ぺージ内で下記3大エリアに社名を加えた文言に修正します。
・title
・description
・h1(上段のタイトル部分)
HTMLという言語で構築されている場合も同様に上記3大エリアの文言の修正となりますが、不慣れな場合は対応が難しく制作会社などに依頼してください。
同名の会社が存在する
同名の別の会社が検索順位で上位表示されている、ということもあるでしょう。
特に複数同名の会社がある場合、検索順位がより下がってしまっているということも考えられます。
同名の他社より上位に表示させたいという場合はサイト全体のコンテンツの質や量にもよるため容易に上位化することが難しい場合もあります。
ユーザーに自社と認識してもらうために、3大エリア(タイトル・meta description・h1)に自社が取り扱うサービス・商品名や地域名などを記述することで判別してもらいやすくなります。
上位表示させるためにはサイト全体のコンテンツの質や量を含めた検討と対策が必要です。
まとめ
取引先に対し自社ホームぺージのURLをメール等で送付することもあると思いますが、社名での検索順位が低のは困りものですよね。
社名での検索順位が低い場合は、まず原因の確認をします。
ペナルティを受けてしまうケースは多くはないですが、放置したままでの上位表示はできないため対策をとります。
社名での検索上位表示ができない原因として、SEOを踏まえた構築がされていないケースが大半です。
3大エリアである、タイトル・meta description・h1に社名を含めた記述に修正します。
これにより大半は改善されます。
トップぺージだけでなく、下層ぺージ含めたサイト全体の3大エリアに社名を含めるようにします。
他の同名の会社がある場合3大エリアのタグにサービス・商品名、地域名などを表記し自社と認識しやすくします。
ユーザビリティの向上につながります。
他社より上位表示を狙う場合は、サイト全体のコンテンツの質や量の見直しも必要となります。
社名による検索順位の上位化は他のキーワードによるSEOとは違い3大エリアに社名を含むなど比較的単純な作業で実現できる可能性があります。
是非試してみてください。
この記事が参考になれば幸いです。