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情シスで対応が難しい!プロジェクトの効率的なアウトソーシング先の探し方

自社の生産性向上につながるシステム開発を行いたいが日々の業務に追われ外注を検討したい、開発に求められる技術を考えるとプロジェクトを外部にアウトソーシングが必要、など情報システム部門の悩みは多いのではないでしょうか。

すべての開発行程をアウトソーシングするのか、スキルセットや経験が少ない領域だけをアウトソーシングするのかなど、情シス部門の多岐にわたる業務を行いながら外注先の選定を行うとなると求められるのが「効率性」。

では自社に合ったシステム開発会社を効率的に探すにはどうすればいいのか。

既存取引ベンダーにアウトソーシングするか、ネット上で新たな外注先を探すかが主だった方法になると思いますが、IT業界でシステム開発を受注する立場の経験から、プロジェクトのアウトソーシング先の探し方のヒントとなればと記事を書きました。

プロジェクトが大規模・中規模・小規模かを基準にベンダーを探す

プロジェクトのアウトソーシング先である、ベンダーを探すポイントを紹介します。

まず、自社がアウトソーシングしようとしている開発プロジェクトの予算規模に合ったベンダー選定が重要です。

ベンダー側のリソースや予算規模が合わず対応してもらえないなどがあるからです。

依頼先ベンダーの開発実績のボリュームゾーンや企業規模を把握する必要があります。

  • 開発実績規模
  • システム会社の社員数

実際に自分がプロジェクトのご依頼の相談を頂いても、規模が大きすぎると開発期限内の構築が人員調整を含め難しい、規模が小さい場合空いている人員がいれば対応はできますが通常他の予算のある案件を優先せざるを得ないためお断りするというケースがあります。

ご期待に沿えるようにとビジネスパートナー企業へ再委託など調整も行いますが、自社でプロジェクトマネジメントをする必要性を考えると、ご依頼頂く案件規模が自社に合っていないと対応が難しいことが多いのも実情です。

明確な開発規模の基準はIPA(情報処理推進機構)のサイトなどを検索してみるのもお勧めしますが、例えば開発規模を以下のようにわけてみるなどして検討してください。

    開発規模基準 例)

  • 大規模:1億円以上
  • 中規模:1,000万円~1億円
  • 小規模:~1,000万円

ベンダーにより人月単価は異なりますが、開発に必要なリソースが10人月に満たないものは小規模、10人月以上は中規模など、プロジェクト規模の大規模・中規模・小規模など位置づけ基準を策定しアウトソーシング先を考えてください。

企業規模が20名くらいでは大規模案件の対応は現実的ではない、中規模プロジェクトでも場合によっては可能かもしれないなど依頼する前に判断もしやすくなります。

オンプレミスでの構築かクラウドで構築するか

プロジェクト規模の確認に加え、オンプレミス環境での構築かクラウド上での構築によってのベンダー選定も必要です。

現在利用しているシステムがオンプレ環境であってもリプレイスを機にクラウド環境への移行する場合既存ベンダーがクラウドの実績がない、技術的に対応が難しい場合は専門のベンダーへ依頼となります。

クラウドといっても複数ありますが、パブリッククラウド領域であれば、Amazonが提供するAWS(Amazon Web Services)やGoogleが提供するGCP(Google Cloud Platform)、MicrosoftのAzureなどがあります。

ベンダーによりすべてのパブリッククラウドに対応している、Googleなど一つのパブリッククラウド専業ベンダーなど様々です。

今回リプレイスするシステムだけクラウドで構築をするが、社内他のシステムがオンプレのためオンプレとクラウドを連携しハイブリッドクラウドにするか、今後の社内システム全体をどうするのかなどを検討し条件に合うベンダー選定など事前に整理します。

またシステム開発だけ依頼し保守運用は社内情シスで対応するのか、その後の保守まで含めベンダーへ依頼するのかも決めその上で選定します。

システム開発

プロジェクトの規模に応じたベンダーを最短で探すには

プロジェクトのアウトソーシング先の条件を指定しネット検索という手もありますが、効率的に依頼先ベンダーを探すならビジネスマッチングサイトの利用をお勧めします。

まとめサイトとしてシステム開発会社が一覧で紹介がされているビジネスマッチングサイトもあり、複数の業務を抱える情シス部門の時間を有効に活用できます。

以前受注する側としていくつかマッチングサイトを利用しましたが、システムやアプリ開発の依頼主企業様かはら効率的に適切な発注先を見つけることができたと仰って頂けるケースが多かったです。

ビジネスマッチングサイトをお勧めの理由としては、以下となります。

<ビジネスマッチングサイト勧めの理由>

  • スピーディに要望に合った外注先を探せる
  • システム開発会社が一覧で表示され比較しやすい(サービスにより)
  • 各社の得意領域や特徴の把握がしやすい
  • 見積金額事例と共に開発実績を確認できる
  • 各社の開発実績の規模感を把握できる

先ほどお伝えした大規模・中規模・小規模など各システム開発会社の開発実績を把握できるため、自社のプロジェクト規模に合わない無駄な依頼をなくすことができます。

また情シスメンバーがビジネスマッチングサイト上でベンダーを探すことができることに加え、マッチングサイトの担当者が情シス側の要望に沿ったベンダーを紹介してくれる人的なサービスもありアウトソーシング先選定をサポートしてくれます。

発注側の費用は無料で、複数のシステム開発会社から見積を提示してもらえます。

システム開発の受注をしたいベンダー側が広告費用を払っているため、発注側は費用が発生しません。

対応カテゴリー別に登録された全国のシステム開発会社から自社に合ったアウトソーシング先を選べる便利なサービスを用意しているビジネスマッチングサイトもあります。

システム開発やアプリ開発の外注先を探す場合以下のような以下のようなビジネスマッチングサイトがあり、すべて登録し複数のベンダーへ見積を依頼してください。

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依頼前の事前準備

ビジネスマッチングサイトの担当者が事前にヒアリングを行って要望を確認してくれますが、社内でシステム開発に関わるメンバーと事前準備をしておくことで要望をスムーズ伝えることができ希望に沿ったアウトソーシング先の紹介につながります。

もちろん、ビジネスマッチングサービスを利用するしないは別として、システム開発を進める上ではすべて必要な事前確認項目となるため必要な作業です。

  • 最適な業務プロセスを自社業務部門をはじめ関連部署と確認
  • ビジネスのゴールを設定しどのようなシステムが必要か確認
  • いつまでに完成するか期日の確認
  • 担当範囲を決める(自社エンジニア / ベンダーエンジニア)
  • RFPを作成しておく

また複数のベンダーから提案をもらうため、明確な評価基準を策定しておくと選定が主観になることを避けることができるので準備しておくことをお勧めします。

まとめ

情報システム部門の日々の業務を行いながら自社のシステム開発を行おうとするとリソースが足りない、開発に必要な技術を持ち合わせていない等の理由でアウトソーシング先を探しているというご相談を多々頂きます。

検索でWEBサイトを見つけて相談の連絡をしたというケースが多いですが、その過程でも色々探されていたということをお聞きします。

WEB検索はもちろん必要ですが、時間がなく効率的にアウトソーシング先を見つけたい場合一つの手段としてとしてビジネスマッチングサイトの利用を今回お勧めしました。

数あるシステム開発会社から自社が発注を予定しているプロジェクト規模や内容に見合ったアウトソーシング先を効率的に探せるからです。

もちろんすべてのシステム開発会社がビジネスマッチングサイトへ登録している訳ではないため、WEB検索も必要だと思います。

WEB検索だけでは日々社内の端末やアプリ、ストレージや回線、IDやパスワード、顧客情報の管理など情シスの業務に追われる中、既存の取引先の他で新規にアウトソーシング先を探そうとするとそれなりに手間と時間も必要となるはずです。

発注側へは費用の請求もなく、効率的に自社の課題を解決してくれる外注先を探すひとつの手段としてビジネスマッチングサイトは有効な手段です。

効率的にアウトソーシング先を探す際の手段として、ビジネスマッチングサイトをご紹介しました。

この記事が参考になれば幸いです。