WEB集客領域でSEOに次いで注目を集めているMEOですが、上位表示ができているでしょうか。
MEOで上位表示されると信頼性の担保や認知、店舗への集客など様々なメリットがあります。
MEO対策を実施し検索結果でGoogleマップと共に上位表示するための、基礎知識、MEOの仕組み、ポイントやMEOのメリット・デメリットなどをWEB業界での経験を踏まえ解説します。
- MEOとは
- SEOとMEOの違い
- MEOのメリット
- メリット① 検索結果に表示され来店の可能性のあるユーザーに訴求できる
- メリット② 店舗までの地図表示がされ、新規顧客の来店確率が高まる
- メリット③ 商圏内にのみ表示され来店意思の高いユーザーの目にとまりやすい
- メリット④ よい評価をされると店舗の信頼性が高まる
- メリット⑤ MEO対策を実施している競合が少なく上位表示が狙える
- メリット⑥ 無料で始められ費用対効果が高い
- メリット⑦ SEOより集客効果が期待できる
- メリット位⑧ Google検索結果一覧の上部に表示され多くのユーザーの目に触れる
- メリット⑨ 情報発信を通して顧客とのつながりを作れる
- メリット⑩ 地図表示に加え写真・口コミなどを表示できる
- メリット⑪ PC・モバイル検索への表示をSEO以外で可能とする
- メリット⑫ ユーザーが必要な情報を網羅し表示できる
- メリット⑬ 難易度が低く始めやすい
- MEOのデメリット
- MEO対策が必要な業種とは
- MEO対策をしっかり行っている企業が少なくチャンスがある
- MEOのローカル検索結果の順位を決めるアルゴリズム
- MEO対策で上位表示するためのポイント
- 上位表示ポイント① Googleビジネスプロフィールの登録内容を充実させる
- 上位表示ポイント② NAP(Name, Address, Phone)情報の表記は統一する
- 上位表示ポイント③ 営業時間の情報を正確に保つ
- 上位表示ポイント④ 更新頻度を上げ最新の状態を保つ
- 上位表示ポイント⑤ 適切なビジネスカテゴリを選択する
- 上位表示ポイント⑥ 魅力が伝わる写真を掲載する
- 上位表示ポイント⑦ 口コミの管理・返信をする
- 上位表示ポイント⑧ 良い口コミを増やす
- 上位表示ポイント⑨ SNSや他のメディアからサイテーションを集める
- 上位表示ポイント⑩ ビジネス名など多言語に対応する
- 上位表示ポイント⑪ 自社公式サイトのSEO対策を行う
- 上位表示ポイント⑫ 自社サイトとGoogleマップの紐づけを行う(Googleビジネスプロフィールの設定)
- MEO上位表示に向けてインサイト機能で分析する
- MEOで上位表示が重要な理由
- MEO実施に向けたGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録方法
- まとめ
MEOとは
MEOとはMap Engine Optimizationの略で、Googleが提供するマップ検索エンジン「Google Maps」において、上位表示を目指すためのSEO(Search Engine Optimization)の一種です。
地図や周辺施設情報を提供するだけでなく、店舗情報や口コミ・評価情報を掲載することもできるため、地図上での上位表示は、ビジネスにとって非常に重要な意味を持ちます。
MEO対策とは
MEO対策とは、Googleマップ上での上位表示を目指すための最適化施策です。
具体的には、以下のような対策が考えられます。
- Googleビジネスプロフィール登録
- 正確な店舗情報の登録
- Googleマップ上の口コミ・評価の管理
- 地図上での表示情報の最適化
これらの対策を行うことで、Googleマップ上での上位表示が可能になります。
MEOの目的
MEOの目的は、Googleマップ上での上位表示を目指し、ビジネスの認知度や集客数の向上を図ることです。
Googleマップを利用するユーザーは、主に地図上での情報検索を目的としており、Googleマップ上での上位表示が実現することで、ユーザーにとって見つけやすい情報を提供し、ビジネスにとっては集客数の増加につながります。
また、Googleマップ上での口コミや評価情報の管理もMEOの重要な目的の一つです。
ユーザーからの評価が高いビジネスは、Googleマップ上でのランキングが上がり、認知度の向上にもつながります。
SEOとMEOの違い
MEO(Map Engine Optimization)とSEO(Search Engine Optimization)は、両方とも検索エンジン最適化の手法であり、オンラインマーケティングの重要な要素です。
しかし、両者は異なる特性を持っています。
MEOの効果が期待できるのは店舗型ビジネス
MEOは、主に店舗型ビジネスに対して効果的です。
例えば、レストラン、美容院、医院、自動車修理工場などのように、実際にお店に足を運んで商品やサービスを提供するビジネスが対象となります。
MEOにはGoogleビジネスプロフィールの登録が必要
MEOの対策には、Googleビジネスプロフィールの登録が必要です。
Googleビジネスプロフィールには、店舗情報、営業時間、連絡先、写真などが登録できます。
情報が正確で詳細に登録されていることで、Googleマップ上での表示が改善され、検索結果上位表示の可能性が高まります。
SEOとMEOでは検索結果の表示位置が異なる
SEOは、Googleの検索結果ページ(SERP:Search Engine Result Page)の検索結果の上位表示を目指します。
一方、MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップ上の検索結果の上位表示を目指します。
Googleマップ上に表示される情報には、地図、店舗名、住所、評価などが含まれます。
MEOの効果はどのくらい時間が必要なのか
MEO(Map Engine Optimization)の効果は、SEOに比べて早く出ることがあります。
正確な時間は、登録された情報の正確性や豊富さ、競合状況などによって異なりますが、通常は数週間から数か月程度で効果が現れることが多いです。
また、Googleビジネスプロフィールに継続的に情報を更新することで、MEO対策の効果を維持・向上させることができます。
SEO(Search Engine Optimization)とMEO(Map Engine Optimization)の違いやビジネスの性質を踏まえ、自社の適切なオンラインマーケティング戦略の実施が重要です。
MEOのメリット
メリット① 検索結果に表示され来店の可能性のあるユーザーに訴求できる
MEO対策を行うことで、GoogleMapの検索結果にユーザーが求める情報をわかりやすく表示することができ、来店の可能性が高いユーザーに向けた訴求が可能となります。
メリット② 店舗までの地図表示がされ、新規顧客の来店確率が高まる
「地域名+〇〇(業種・サービス)」で検索した際に、GoogleMapの検索結果と共に地図表示がされるため、店舗の場所の視認性が高まり、新規顧客の来店の可能性が高まります。
メリット③ 商圏内にのみ表示され来店意思の高いユーザーの目にとまりやすい
GoogleMapの検索結果は、ユーザーの現在地や検索キーワードに応じて、関連性が高い情報が表示されます。
商圏内にいるユーザーにのみ表示されるという特徴があり来店への誘導がしやすくなります。
メリット④ よい評価をされると店舗の信頼性が高まる
MEO対策を行うことで、GoogleMapの口コミ評価が表示されます。
良い評価を得ることで、店舗の信頼性が高まり、来店してもらえる可能性が高まります。
メリット⑤ MEO対策を実施している競合が少なく上位表示が狙える
SEO対策に比べるとMEO対策を実施している競合相手が少ないケースが多く、上位表示が狙えることが大きなメリットです。
競合が少ないために上位表示が狙えることはもちろん、差別化を図ることができます。
メリット⑥ 無料で始められ費用対効果が高い
Googleビジネスプロフィールの登録は無料で始めることができます。
SEOや広告宣伝などに比べて、初期費用がほとんどかからず、費用対効果が高いというメリットがあります。
また、ユーザーに情報を提供することで、無料で集客できる点も魅力的です。
メリット⑦ SEOより集客効果が期待できる
Google検索エンジンでの検索結果において、MEO対策を行っている企業が上位表示されることで、多くのユーザーの目に触れ、集客効果が期待できます。
特に、店舗型ビジネスでは、検索結果に地図表示がされることで、ユーザーの興味を引きやすくなります。
メリット位⑧ Google検索結果一覧の上部に表示され多くのユーザーの目に触れる
MEO対策を行うとGoogle検索結果の上部に表示される可能性があり、多くのユーザーの目に触れることができます。
地図表示や口コミなど、詳細な情報を提供することで、ユーザーが興味を持ち、来店や問い合わせに繋がることが期待できます。
メリット⑨ 情報発信を通して顧客とのつながりを作れる
Googleビジネスプロフィールでは、店舗情報の他に、ニュースやイベント、特典やキャンペーン情報、新商品などを投稿することができます。
これらの情報を通じて、顧客とのつながりを作り、信頼関係を築くことができます。
メリット⑩ 地図表示に加え写真・口コミなどを表示できる
MEOでは、ビジネスプロフィールに店舗の写真や口コミを掲載することができます。
店舗の雰囲気やサービス内容をユーザーにアピールすることができ、口コミと共に店舗の信頼性を高め、新規顧客の獲得につながります。
メリット⑪ PC・モバイル検索への表示をSEO以外で可能とする
従来のSEO(Search Engine Optimization)では、PCやモバイルの検索結果に表示されることが主な目的でした。
しかし、MEO(Map Engine Optimization)では、Googleマップ上にビジネスプロフィールを作成することで、PCやモバイル検索結果に加え、Googleマップ上にも表示されるようになり、より多くのユーザーにアプローチすることができます。
メリット⑫ ユーザーが必要な情報を網羅し表示できる
MEO(Map Engine Optimization)では、ビジネスプロフィールに店舗情報だけでなく、営業時間、定休日、駐車場の有無、アクセス方法など、ユーザーが知りたい情報を網羅的に表示することができ、ユーザーの利便性を高め、来店率の向上につながります。
メリット⑬ 難易度が低く始めやすい
MEO(Map Engine Optimization)対策は、Googleマップ上にビジネスプロフィールを作成するだけで始められるため、初めての方でも簡単に始めやすいメリットがあり、SEOに比べて難易度も低く、またGoogleマップ上に表示される情報は、店舗の情報や口コミなどを入力するだけで簡単にアップデートできるため、運営者にとっても手軽に取り組むことができます。
MEOのデメリット
デメリット① ネガティブなコメントをされる可能性
MEOを活用する場合、ユーザーからの口コミやレビューが重要な要素となります。
しかし、中にはネガティブなコメントが投稿される可能性もあります。
このような場合は、早急に対応し、改善策を講じる必要があります。
デメリット② 悪い口コミによる集客減の可能性
口コミやレビューは、顧客にとって重要な意見を提供する反面、悪い評価が多いと逆に集客減につながることもあります。
リスクを軽減するためには、顧客満足度を高めるための取り組みが必要です。
また、悪い評価に対しては迅速に対応し、改善に取り組むことが重要です。
デメリット③ 上位表示されるまでに時間がかかる
MEOにおいて上位表示を狙うには、時間がかかる場合があります。
特に、競合が激しい地域や業種では、効果を得るためには長期的な取り組みが必要となる場合もあります。
地道な努力と改善を継続することで、上位表示を狙える可能性もあります。
デメリット④ 非店舗型ビジネスでは集客効果が薄い
MEOの集客効果は、店舗型ビジネスに限定される傾向があります。
非店舗型ビジネスでは、地図上に表示される必要性が低く、MEOの効果を得にくい場合があります。
このような場合は、別のマーケティング手段を検討する必要があります。
デメリット⑤ 地域に特化したビジネスでないと効果を得にくい
MEOは、地域に特化したビジネスにおいて、集客効果が高く期待できます。
一方で、地域に特化していないビジネスの場合、MEOの効果を十分に得ることが難しい傾向にあり、他のマーケティング手段を組み合わせて活用することが重要です。
MEO対策が必要な業種とは
地域性が高い業種
地域性が高い業種には、例えば、飲食店や美容室、薬局、不動産会社などがあり、地域の人々にサービスを提供するため、地元の人々からの需要が非常に高く、同時に競合他社が多いと考えられます。
顧客にとっても選択肢が多いということになり、MEO対策を行わなければ、地元の人々に自社の存在をアピールする機会が減り、集客へ影響するケースも考えられます。
MEO対策として、地域性のある「Goクエリ」と言われるユーザーの「行きたい」を踏まえたキーワードを意識して、自社のサービスを地元の人々にアピールするなどが考えられます。
口コミの影響が大きい業種ど
口コミの影響が大きい業種には、例えば、ホテルや旅館、美容室、飲食店などがあります。
顧客の体験や感想がリアルタイムでSNSなどで拡散されることもあり、口コミによって顧客の信頼を獲得し、集客面での効果が期待されます。
MEO対策としては、自社の顧客に対して、口コミ投稿や評価のお願いをするなど、良い口コミの数を増やす努力や、SNSなどを活用して自社のサービスを積極的にアピールするなどが考えられます。
口コミを育成することで、集客に大きな影響を与えることができます。
MEO対策をしっかり行っている企業が少なくチャンスがある
WEB業界で顧客企業のサイト制作を行う中、並行してMEO対策の支援も行ってきましたが、まだ十分に取り組まれている数は多くはないと感じていました。
MEO対策をしっかり行うことで競合他社よりも優位に立つことができるのですが、非常にもったいない話です。
地域性の高い業種であれば、MEO対策を行うことで自社事業の地域性のアピールや、仮に店舗型ビジネスでなくても地域に密着した事業を訴求でき消費者からの指示を集めることにつながります。
徐々にMEOへの取り組みも進んでいますが、SEOと比較するとまだ少なく、チャンスがあります。競合他社よりも先にMEO対策を行うことで、自社のビジネスの競争力を高めることができます。
しかし、MEO対策はあくまでも長期的な視点で取り組む必要があります。時間と労力をかけて、地道に取り組むことが成功の鍵となります。
MEOのローカル検索結果の順位を決めるアルゴリズム
MEO(Map Engine Optimization)のローカル検索結果の順位を決めるアルゴリズムにはいくつかの要素があり、検索キーワードとの関連性、検索地点からのお店の距離、知名度の3つについて詳しく解説していきます。
検索キーワードとの関連性
まず、検索キーワードとの関連性です。検索キーワードと自社の業種が直接関連しているかどうかが非常に重要な要素となります。
例えば、ユーザーが「ラーメン屋」というキーワードで検索した場合、ラーメンを提供しているお店が上位に表示されることが予想され、MEO対策を行う際には、自社の業種や特徴に沿ったキーワードを選定し、キーワードに連動したコンテンツの作成が鍵となります。
検索地点からのお店の距離
次に、検索地点からのお店の距離です。
ユーザーが現在地から近いと感じるお店が上位に表示されるため、検索地点とお店の距離が近いほど順位が上がります。
そのため、MEO対策を行う際には、自社の所在地や周辺環境について正確な情報を提供することが重要です。
知名度
最後に、知名度です。お店の知名度が高いほど、MEOの検索順位が上がる傾向にあります。
これは口コミやレビューなどの影響も大きく、ユーザーからの評価が高いお店ほど、検索順位が上がる傾向があります。
MEO対策を行う際には、口コミやレビューを積極的に集め、自社の評価を高めることが大切です。
MEO対策で上位表示するためのポイント
上位表示ポイント① Googleビジネスプロフィールの登録内容を充実させる
Googleビジネスプロフィールは、企業情報をGoogleマップ上に表示するための重要なツールです。
プロフィールの登録内容を充実させ、情報を正確に記載しましょう。
上位表示ポイント② NAP(Name, Address, Phone)情報の表記は統一する
NAP情報は、企業名、住所、電話番号を指します。これらの情報は、Googleが検索結果に表示するために重要な要素です。
表記が一致しているか確認し、一致しない場合は修正しましょう。
上位表示ポイント③ 営業時間の情報を正確に保つ
営業時間はGoogleマップ上に表示される重要な情報の一つで、営業時間が異なるとユーザーにとっての利便性に欠けるため、必ず正確な情報を保ちましょう。
上位表示ポイント④ 更新頻度を上げ最新の状態を保つ
Googleは、最新情報を提供する企業を評価する傾向があり、定期的に情報を更新し最新の状態を保ちましょう。
上位表示ポイント⑤ 適切なビジネスカテゴリを選択する
Googleマップ上には、様々なビジネスカテゴリが用意されています。
適切なカテゴリを選択することで、検索結果に表示される確率が高まります。
上位表示ポイント⑥ 魅力が伝わる写真を掲載する
Googleマップ上に写真を掲載することで、企業の魅力が伝わりやすくなります。
写真は、お店の外観や内装、商品の写真など、企業をよく表すものを選択しましょう。
競合より写真の枚数を増やすとMEOで上位表示の可能性も高まります。
顧客の写真投稿ではなくオーナーが適切な写真を撮り投稿することをおすすめします。
上位表示ポイント⑦ 口コミの管理・返信をする
ユーザーが口コミを投稿することで、Googleマップ上でのランキングに影響を与えることがあるため、口コミの管理と返信が重要です。
口コミが投稿された場合には、早めに確認し、迅速かつ丁寧に対応することが求められます。
また、返信をすることでユーザーに信頼感を与えることができ、良い口コミが増える可能性があります。
上位表示ポイント⑧ 良い口コミを増やす
良い口コミが増えることで、Googleマップ上でのランキングが上昇することがあります。
顧客満足度を高め、積極的に良い口コミを集めることが必要です。
良い口コミを増やすためには、顧客に対して満足度調査を行ったり、サービスの改善など、顧客に満足してもらうことが重要です。
上位表示ポイント⑨ SNSや他のメディアからサイテーションを集める
SNSや他のメディアからのサイテーション(特定のサイト名やブランド名が記載されている状態)は、Googleマップのランキングに影響を与えることがあります。
サイテーションを集めるためには、SNSを積極的に活用したり、自社の情報を多くの媒体に発信することが必要です。
また、サイトの信頼性を高めるために、情報提供サイトへの掲載や記事の寄稿なども有効です。
上位表示ポイント⑩ ビジネス名など多言語に対応する
ビジネス名や住所などを多言語に対応することで、海外からの旅行者のアクセスや需要も期待できます。
多言語に対応するにはGoogleマップの画面で多言語設定することができます。※多言語設定の詳細
上位表示ポイント⑪ 自社公式サイトのSEO対策を行う
MEOにおいては、自社のウェブサイトのSEO対策が非常に重要です。
Google検の索エンジンであるため、Googleのアルゴリズムに従ってSEO対策を行うことで、MEOの上位表示にも繋がります。
自社サイトのSEO対策は、ページのタイトルタグ、メタタグ、ヘッダータグ、内部リンク、外部リンク、コンテンツ、キーワードなど、様々な要素を含みます。
これらの要素を適切に最適化し、自社のウェブサイトをGoogleのアルゴリズムに適合させることが重要です。
上位表示ポイント⑫ 自社サイトとGoogleマップの紐づけを行う(Googleビジネスプロフィールの設定)
Googleマップは、Googleが提供する地図アプリケーションであり、検索結果にも表示されます。
MEOにおいては、自社のウェブサイトとGoogleマップをリンクさせることで、Googleマップを介してのアクセス増加に繋がります。
具体的には、Googleビジネスプロフィールに自社サイトのURLを掲載し、Googleマップ上の自社のマーカーをクリックすると自社サイトに遷移できるようにすることが重要です。
MEO上位表示に向けてインサイト機能で分析する
インサイト機能とは
インサイト機能とは、Googleマップのオーナーに提供される機能の一つで、アクセス解析機能とも言えます。
ユーザーの行動やアクセス状況などを把握することができ、MEO対策の効果を分析することができます。
例えば、どのキーワードで検索されてアクセスがあったか、どの時間帯にアクセスが多かったか、どのページで離脱が多かったかなど、様々な情報を把握することができます。
インサイトの確認方法
インサイト機能は、Googleビジネスプロフィールのダッシュボードから確認することができます。
確認方法には、パソコンとモバイルアプリの2つの方法があります。
パソコンの場合
Googleビジネスプロフィールにログインし、左側にあるメニューから「インサイト」をクリックします。
アクセス解析のページが表示されアクセス状況の概要、アクセスがあった地域やデバイス、検索クエリなどの情報を確認することができ、MEO対策を検討することができます。
モバイルアプリの場合
Googleビジネスプロフィールアプリを開き、画面下部にある「ホーム」をタップします。
次に、画面上部にある「インサイト」をタップすると、アクセス解析のページが表示され、パソコン版と同様にアクセス状況の概要、アクセスがあった地域やデバイス、検索クエリなどを確認することができます。
MEOで上位表示が重要な理由
理由 ①スマホの普及
MEO(Map Engine Optimization)での上位表示が重要な理由について解説します。
まず、スマートフォンの普及により、ユーザーは外出先でも気軽に検索を行うようになりました。
近くのお店や施設を検索する際には、Googleマップを使うことが一般的となりGoogleマップ上での上位表示が、ユーザーにとって利便性が高いとされるため、競合他社と差別化するためにも、MEO対策が必要不可欠となっています。
また、Googleマップは、検索結果画面においてスポットの位置情報を示すために、地図上にピンを立てることが特徴です。
スマートフォンの場合は、Googleマップ上でスポットを検索することが多く、上位表示を狙うことで、ユーザーからのアクセス数が増加し、集客効果を上げることができます。
理由 ②業界のポータルサイト掲載には費用がかかる
業界のポータルサイト(例えば飲食系ポータルなど)に掲載するためには、費用がかかることが多く、費用対効果の面で不利になることがあります。
一方、Googleマップ上でのMEO対策によって、ユーザーからのアクセスが増加することで、集客効果を高めることができます。
また、Googleマップ上での口コミ評価も重要となるため、利用者から高い評価を得ることが、ビジネスの信頼性向上にもつながります。
MEO実施に向けたGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録方法
①Googleビジネスプロフィールページにアクセス
まずはじめに、Googleビジネスプロフィールページにアクセスします。
又は、Google検索で「Googleビジネスプロフィール」と検索しても表示されます。
②店舗名/会社名・住所・業種などを入力
店舗名/会社名、住所、業種などを入力します。正確な情報を入力することが重要です。
③連絡先・電話番号・URLを登録
連絡先、電話番号、URLなども登録します。特に電話番号は正確に入力しましょう。
④オーナー登録
オーナー登録を行います。
オーナーの場合は、「このビジネスを所有している」を選択し、従業員の場合は、「このビジネスを管理している」と選択します。
なお、オーナーでない場合は、オーナーからの権限委譲を受ける必要があります。
GoogleMapに既に店舗が表示されている場合
GoogleMapに既に店舗が表示されている場合は、オーナーの確認作業のみでOKです。詳しくは、Googleビジネスプロフィールページで確認してください。
まとめ
MEOの上位表示対策のポイントとMEOのメリット・デメリットなどをご紹介しました。
SEOと比較するとMEOの競合は少なく、難易度も低いためおすすめです。
地域性を活かしたWEB集客手法を是非試してください。
この記事が参考になれば幸いです。