IT人材がおらず社内のIT化が進んでいないという中小企業も多いのでは。。
専任のIT担当者を抱える余裕がない、IT人材獲得へ採用活動を行ってもIT経験者の応募はほぼゼロなど、中小企業にとってIT人材不足が悩みの種という話を聞きます。
しかし、頭を柔らかくして考えればIT化を支援してくれる人材は世の中にたくさんおり、自社のIT化の推進は可能です。
中小企業のIT人材確保の手段としては、IT人材不足対策を支援するITサービス活用の選択です。
自社事業に新しい価値を生むDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進も必要ですが、その前提となる社内のIT化。
WEB業界・IT業界での現場経験から、どのようなITサービスがあり、どのような領域に対応しているのかなどを解説します。
中小企業にとってIT人材確保のハードルが下がった
IT支援サービス活用を検討する上でどのような人材がいるのかが気になると思います。
現在柔軟な働き方を推進する企業が増え、特にIT業界は副業を許可する企業も多く現役の有能なIT人材を自社のIT化支援に向け確保・活用しやすい時代になったとも言えます。
雇用形態の多様化や柔軟な勤務時間など多様な勤務体系の導入や、残業時間の削減に取り組む企業が増え、働く側としては残業代が減ると同時に空いた時間を副業に使う人も増えています。
逆に残業代を減らされた側は、自分のスキルを生かしてでも副業をせざるを得ない人が増加したとも言えます。
更に、国が企業に年次有給休暇の取得義務を定めるなど、企業に勤めながらも自由になる時間が増え、副業を行う側にとっては追い風となりそういったIT人材を中小企業が活用できる時代になりました。
副業IT人材に対する正しい認識を
副業というとネガティブにとらえる経営者もいるかも知れませんが、以前は接点を持つことが難しかったIT人材を自社の戦力として活用することができるようになったと考えるべきです。
リモートワークの環境さえ整えれば、全国のIT人材の活用が可能です。
例えば九州の企業が北海道在住のIT専門人材の活用が可能。
どこに住んでいようが、どこにオフィスがあろうが関係ない、マッチングする仕事があれば依頼することができる時代なのです。
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<背景>
- 副業を許可する企業の増加
- 勤務形態が多様化
- 自由な働き方ができるIT人材の増加
- 現役のIT人材(副業・自営)を活用できる
- どこに住んでいるIT人材でもリモートワークで対応してもらえる
- 全国のIT人材を自社戦力へ活用
<中小企業にとってのメリット>
IT人材不足対策へのサービスはどのようなものがあるのか
中小企業のIT人材対策を行う上でどのようなサービスがあるのか具体的に紹介します。
オンラインで受発注できるため、発注側である中小企業と受注側である副業やフリーランスのマッチングをスムーズに進めることができます。
下記に紹介する各サービス会社が介在するため、発注側と受注側のやり取りも安心して行うことができます。
以下の各サービスすべてに登録をし、必要なIT人材を比較してみてください。
経験や対応領域など自社が求めるIT人材か確認を行うことができます。
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クラウドワークス
<ホームページ制作・アプリ・システム開発など>
エンジニア等のIT人材へ単発で仕事を依頼できます。その他デザイナー・ライターなど。クラウドワークスは全国72万社から選ばれている実績あり。 - ココナラ
<ホームページ制作/ECサイト制作/LP制作/WordPressカスタマイズ IT・プログラミング・開発>
WEBサイト制作やWEBデザイン、ライティング、アプリ開発/作業自動化・効率化/システム開発など。制作サンプルやレビューが掲載されているので発注前に比較が簡単。 - 会員数 100 万人以上のクラウディア
<ウェブ・アプリ開発、ホームページ制作、LP・ロゴ・バナー制作、ライティング>
運営しているサイト更新のIT人材、その他IT専門人材に依頼したい、今すぐに一時的にリソースがほしい時など。
また、副業・フリーランスのIT人材はリモートワークでの業務となります。
上記のようなサービスで仕事を依頼する上では、業務コミュニケーションツール(サービス)の導入をお勧めします。
仕事依頼時のコミュニケーションや納品物の管理を行うためです。
ビデオ会議ツールや資料を保存するドライブ機能など様々なツールがワンセットとなっている法人向けサービスで以下のサービスがあります。
<業務コミュニケーションサービス>
サービス内容や料金の詳細を知りたい場合はリセラー(代理店)に相談するのがお勧めです。
<リセラーを探す>
リセラーに依頼するメリットとして、サービス利用開始まで及び導入後のサポートなどを受けられる可能性があります(詳細はリセラーへ要確認)。
必要な時に単発でIT人材に依頼ができる
ITサービスを導入するメリットとして、必要な時に単発で仕事を依頼できるということです。
自社社員として採用するほど仕事がないという場合に単発で依頼ができ効率的です。
自社のIT化が浸透し常時人材が必要となった段階で正社員の採用を始める、又IT化が浸透した企業に成長することで採用もし易くなる可能性があります。
まとめ
IT化は、中小企業にとって社内にIT人材がおらずこれまで取り組みづらい領域であったかもしれません。
しかし、多様な働き方や国の副業推進など中小企業にとってIT人材の活用がしやすい環境が整った結果、取り組むかどうかで今後中小企業の業績にも大きく開きが生まれる可能性があります。
副業やフリーランスに対するネガティブなイメージを払拭し、IT人材を探してみてはいかがでしょうか。
もちろん全員が期待するIT人材ではないかも知れません。
成果によってまた依頼するかなど判断してもよいのではないでしょうか。
IT化に対応し生産性を高めることができるかどうか、今後企業の存続に大きく影響を及ぼす可能性は高く検討してみてはどうでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。